前歯の隙間が気になる(審美歯科)

前歯の隙間の原因と治療方法

歯のサイズは遺伝的に決まっているので、アゴの大きさとのバランスによって、歯のサイズが大きければ混み合った状態(叢生[そうせい])になり、歯のサイズが小さければ隙間ができます。隙間のある状態は、なんら病的な状態ではありません。ただ、発音の問題や見かけ上の問題から気にする人もいます。病気の治療ではないので、修復はできるだけ害の少ない方法を選ぶべきです。

前歯の真ん中の隙間(正中離開[せいちゅうりかい])だけが気になる場合には、簡単な矯正治療で解消できます。あるいは、ボンディング(コンポジットレジンで歯の形を横にふくらます)で対処します。爪のかけらほどのコンポジットレジンを付けるだけの処置ですが、目立つ場所ですから、丁寧な作業が必要です。

歯にむし歯治療の履歴がある場合や、変色がある場合には、歯の透明感や耐久性に優れたポーセレンラミネートベニアも処置法の選択肢のひとつになります。歯をエナメル質の範囲内で薄く削ってセラミックを貼る方法ですが、色の調和をとって、歯としっかりフィットさせるためには、歯の削除量がある程度必要です。形態の調和がつくりやすいので、隙間が前歯6本に及ぶような場合に、もし、むし歯治療の跡が目立つようであれば、検討の余地があります。

正中離開の治療イメージ

前歯の真ん中の隙間が気になるときはコンポジットレジンの
ボンディングで処置が可能です。

歯の隙間の対処法としてセラミッククラウンを用いることは推奨されません。